採用力向上！求職者採用の理想と現実のギャップ

前回、採用サイトを充実させるための４つの力「認識力」「構想力」「構築力」「運営力」の話をしました。

今回は、「認識」＝現状　「構想」＝理想像　の内容となります。
新卒、中途採用に関する「理想」とお客さまからお伺いする「現実（お悩み）」を状況と情報に分けて整理しました。

新卒採用について認識(現状を知る)する

よくお客さまからお伺いする新卒採用におけるお悩みです。

状況	大手新卒媒体を活用しているので、比較をされてしまっている研修内容や教育方法が時代と則していないやり方を教えるだけの指導となっている新卒者がもっとも気にしているハラスメント対策がされていない

情報	採用に関する情報が会社PRと仕事内容のみとなっている採用に関しての情報は募集要項のみとなっている自社の応募要項は把握しているが、他社の動向は把握していない

当然のことながら新卒者とは育ってきた時代的背景が異なります。
自分たち目線でのものになっていませんか？
自分たちと新卒者では何が違うのかをしっかりと認識する必要があります。

状況	大手媒体のみでなく、自社の採用サイトから求職者の応募がある他社より魅力的にブランド感がしっかり伝わっているキャリアアップの道筋が明確に示されているライバル企業より魅力的な情報が整備されている

情報	時代や若者の特徴を踏まえた研修内容や教育方法が提示されている求職者にとって魅力的、不安解消の情報が整備されている ┗先輩インタビューは近しい年齢がよい ┗エピソード付きだと社風や職場の雰囲気、仕事内容が伝わりやすいなど実際の現場での良い部分や大変な部分も正直に整理されている

新卒者は当たり前ではありますが、社会人経験がありません。
就職先を決める際に「この会社に入社した自分」が想像できる、また入社後は「成長していく自分」が想像できることが理想ではないでしょうか。

状況	求人広告を出すが結果がでない… 応募者を集める手段やノウハウはない… 求人広告で集めた応募者からの中からしか内定者を選べない… 不足を埋めるために、人材紹介や派遣を使っている…

情報	採用に関する情報は、既存社員の笑顔のみとなっている採用に関しての情報は募集要項のみとなっている自社の応募要項は把握しているが、他社の動向は把握していない

職種や年齢、性別等々によって中途採用方法は様々な為、すべての情報を得て、どれが適しているかを判断することはなかなか難しい事です。
その結果、情報が不足してしまい良い結果が得られない・・・という状況に陥ってしまっているのではないでしょうか。

自社の現実（お悩み）に当てはまるものはありましたか？

状況	自社の採用サイトから求職者の応募がある中途採用でも活躍できる風土である他社より魅力的にブランド感がしっかり伝わっているライバル企業より魅力的な情報が整備されている様々な応募ルートから複数名から選ぶことができる。（自社採用・人材紹介など）

情報	求職者にとって魅力的、不安解消の情報が整備されている実際の現場で行われている良い部分もしっかり整理されている良いことばかりでなく苦労する部分など解決策と共に記載されている

中途の方は何かしらの変化を求めて転職を決断した方々です。
個人差はありますが、よい部分も大変な部分も経験しています。
その為、自分が求めている変化の部分がどれだけかなえられるかが企業選びのポイントとなります。

会社ごとに理想や現実は異なることはありますが、この機会に自社の理想や現実を整理してみるのも良いでしょう。
それにより、現状を「認識」し、理想像を「構想」することができます。

では現実をどう理想に近づけていくか？
具体的な仕事のプロセス（＝構築力）は、また次回以降に続きます。