カーディーラーのユーザー視点で考えるVMDとは
VMD=Visual Merchandising、すなわち「ビジュアルマーチャンダイジング」の略です。日本語に訳すと「視覚的演出効果」となります。
カーディーラーの販売店の方や、その他店舗販売型のビジネスを経験された方なら一度は聞かれたことがあるのではないでしょうか?
要は来店者に対して、店頭に並んでいる商品や店頭そのものは「見やすく・わかりやすく、買いやすい空間作り」を創造する活動のことです。
カーディーラーにおいては、そのVMDの「質の向上」を目指し、店舗対抗、または法人間対抗のコンテストを実施し、競い合っているとお聞きます。
ただ、その採点項目をみると
- 「○○(車種名)らしい世界観を演出しているか」
- 「展示車をみて、ユーザーの試乗マインドが高まる演出がなされているか」
といった、採点者の「主観に左右される」採点項目が多く見受けられます。
ここで本来採点基準とすべきはユーザーがこの空間を視覚認識後に、「実際にどう行動をとったか?」「商品を手にとったか?」または、「POPや陳列のどこに目がいったか?」といった
ユーザーの行動レベルを「数値化もしくは見える化」、すなわち客観的な判断材料をもってして初めて「その店舗は優秀だ」と判断すべきではないでしょうか?
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VMDの領域においても「その空間、陳列を見てユーザーはどう行動したかの見える化」が可能となり、それらを「主観や勘に頼らない根拠のある指標」として設ける必要があります。